Project Story

燃料タンクへの挑戦

2018年05月
  • 長尾

    設計チーム。チームリーダー
  • 山崎

    仕上げ組立チーム。サブリーダー
  • 井上

    CAMチーム。
  • 仕上組立チーム。

新たなお客様に関東製作所の金型を使っていただくために、2015年から新規開拓を目指したのが燃料タンクの金型である。
部品も多く、構造も複雑な燃料タンクの金型に対して、それぞれの担当者がどう向き合ってきたか、聞いてみた。

いかに、スピーディーに加工・組立しやすい設計をするか

まずは、設計チームリーダーの長尾だ。
部品点数が多く、構造も複雑な燃料タンクの金型は、設計のクオリティが、加工・組立の工程に直結する。
設計担当がいかに早くデータを作成し、次の工程の作業時間を確保してあげられるか。
かつ、スムーズに作業できるよう分かりやすいを設計するかにかかっているのである。
そのためにはお客様とのコミュニケーションを密にし、確認・報告などを欠かさないことが重要だと長尾は考えている。
イメージ通りのものを設計することで、作業のロスを発生させない。
また、CADの機能を使いこなして作業効率を上げることも怠らない。
設計チームの、より早く・より正確なモノづくりへの挑戦は続く。

0.01mmの狂いも許さない

関東製作所の主力である基本的なブロー金型とは違い、燃料タンクの加工は、5軸加工や深いポケット加工などが必要だ。
さらに、金型は、寸分の狂いも許されない。厳しい寸法精度が要求される非常に難しい案件だ。

CAMチームの井上は、初めはNCデータ作成に苦戦しながら作業していたが、
加工方法、工具の選定の試行錯誤を重ねることで、精度は上がっているという。
現在でも、さらに精度のよい加工を目指して日々検討を重ねている。

使ったときのことまでをイメージする創造力

山崎は考えていた。
「シリンダーからの配管はこの向きでいいか?」「このホースの取り回し方は、後にはずす際、作業しやすいか?」 ……
燃料タンクは部品点数が非常に多く、限られたスペースの中にうまくホース配管をしなければ、金型としての機能が成立しなくなる危険性があるからだ。
初めは細かい部分まで気が回らず、お客様による金型検査で指摘される点も非常に多かった山崎だが、担当して3年。
頭の中でシミュレーションしながら作業を進められるようになったことで、今では取り回しやすい金型組立を実現している。

初心者から、電気配線を一任される存在へ

燃料タンクの電気配線を担当するのは、入社1年目、仕上組立チームの森だ。
もともと、関東製作所のブロー事業部には電気配線に詳しい人がおらず、ほぼ一からのスタートとなった。
これではいけないと思い、加工機事業部の先輩のもとに向かい、配線の仕組みや機能を理解し、ノウハウとして吸収。
今では、電気配線系統を一任される社内でも頼られる存在へと成長している。
「初めは戸惑いましたが、一つひとつを学ぶなかで知識が深まり、今ではとてもやりがいを感じています。」と語る。

すべてのスタッフが協力して、一つの金型を作り上げる

燃料タンクだけではない。どの作業に対しても、各職種のスタッフが協力して、一つの金型を作り上げている。
社内で設計から組立・仕上げまで行うので、一つの金型が出来上がっていくことが醍醐味でもある。
苦悩もあるが、のちに、自分の作った金型からできあがった製品が世界中で使われることを考えると、金型製造のやりがいは大きい。